「大丈夫?」だけでは伝わらない|園長・主任が知っておきたいラインケアの第一歩

「最近、元気がない気がする。」

そう感じて、

「大丈夫?」

と声をかけたことはありませんか。

すると返ってくるのは、

「大丈夫です。」

という短い言葉。

本当は少し気になっている。

でも、それ以上は聞けない。

そんな経験をした園長先生や主任の先生も多いのではないでしょうか。

今回は、企業でも大切にされているラインケアという考え方をもとに、保育現場で大切にしたい関わり方について考えてみます。


目次

この記事でわかること

・ラインケアとは何か

・「大丈夫?」だけでは伝わりにくい理由

・保育現場で実践できるラインケアの第一歩


こんなお悩みはありませんか?

・最近、元気がない職員が気になっている

・どう声をかければよいか分からない

・職員が本音を話してくれない

・主任やリーダーにも職員を支える力を育てたい

・一人で抱え込まない園をつくりたい


ラインケアとは、「支える人」を支える考え方です

企業では、管理職が職員の変化に気づき、声をかけ、必要な支援につなぐことをラインケアと呼びます。

専門的なカウンセリングをすることではありません。

問題を一人で解決することでもありません。

大切なのは、

「気づく」「声をかける」「つなぐ」

という日々の関わりです。

この考え方は、保育現場にも活かすことができます。


「大丈夫?」だけでは話しにくいことがあります

「大丈夫?」と聞かれると、

多くの人は反射的に

「大丈夫です。」

と答えてしまいます。

心配をかけたくない。

忙しい中で時間を取らせたくない。

自分でもう少し頑張ろうと思っている。

そんな気持ちがあるからです。

だからこそ、

「最近どう?」

「少し忙しそうに見えたよ。」

「気になっていたんだ。」

そんな言葉の方が、安心して話し始められることがあります。


園長先生だけが気づく園にしない

職員が増えるほど、園長先生や主任だけで全員の変化に気づくことは難しくなります。

だからこそ、日頃一緒に働くリーダーの先生も、

「最近、少し元気がないかもしれない。」

そんな小さな変化に気づける存在になることが大切です。

リーダーが気づき、主任へ相談する。

主任が必要に応じて園長と一緒に考える。

そんな流れができると、一人で抱え込む職員も、一人で抱え込む管理職も減っていきます。


ラインケアは「解決すること」ではありません

ラインケアという言葉を聞くと、

「何とかしてあげなければ。」

と思う方もいらっしゃいます。

でも、本当に大切なのは、

一人で抱え込ませないこと。

話を聴くこと。

必要な人につなぐこと。

そして、「気にかけてもらえた」という安心感を届けることです。


まとめ

ラインケアは、特別な知識や資格が必要なものではありません。

相手を気にかけること。

声をかけること。

そして、一人で抱え込ませないこと。

その積み重ねが、安心して働ける園を育てていきます。

園長先生や主任だけが支えるのではなく、リーダーも一緒に支える人へ。

そんな文化が広がることで、園全体が支え合える組織へと変わっていきます。


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園ごとに、課題も目指す姿も異なります。

COCORONEでは、一方的に答えをお伝えするのではなく、園長先生や主任の先生のお話を伺いながら、それぞれの園に合った園内研修をご提案しています。

「職員同士が支え合える園をつくりたい」
「リーダーにもラインケアの考え方を伝えたい」
「園全体で安心して相談できる雰囲気を育てたい」

そのような段階でも、どうぞお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

産業保健師・公認心理師として、働く人の健康支援に10年以上携わってきました。

保育園での勤務経験も踏まえ、現場の状況に寄り添いながら、
保育園向けの研修や職場づくりのサポートを行っています。

心理的安全性やコミュニケーションの視点から、
先生も職員も安心して働き続けられる環境づくりをお手伝いしています。

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